先日、ご近所の方から新鮮なお野菜をたくさんいただきました。
この時期は青ものが少ないからと、カブや大根に葉っぱをつけたままくださいました。
スーパーで買う大根やカブには基本的に葉っぱはついてないですよね。葉っぱがついたままだと、大根本体の栄養や水分が葉っぱにとられてしおれてしまうので、基本的には取り除かれて流通しています。だから収穫してすぐのシャキシャキの葉っぱが付いた大根を手に入れることができるのは本当に貴重でありがたいこと。
カブや大根やニンジンなどの葉っぱは、油ととっても相性がよい食材なので、チヂミをつくったりすることも多いのですが、今回はその大根の葉っぱで、じっくりじっくり炒めるお料理をつくりました。
レシピ
大根葉 適量
ちりめんじゃこ 適量
天日塩 適量
オリーブオイル 適量
作り方はいたって簡単です。
厚めのお鍋にオリーブオイルをたっぷりしいて、大根葉を入れます。
その上から天日塩をぱらぱらとふりかけます。
しらすもたっぷり入れます。
あとは、蓋をしてひたすら弱火で加熱します。薄手の鍋や火力がごくごく弱くできないなど焦げ付きが不安な場合は、少しだけ水を入れて加熱します。
少ししてから蓋を開けるとこんな感じになっています。普通の炒め物ならこのくらいの軽い火の通りで止めちゃうかも。
でもここからさらに加熱を続けます。じっくりじっくりごくごく弱火でくったりするまでじっくり時間をかけていきます。
かなり色がくすんできて、いい感じです。
でもちょっと鍋底に焦げ付いてしまいました。
ガスコンロの火力がいちばん弱くしたのだけれど強すぎたのと、水分が少なかったのが失敗の原因です!皆様もお気をつけください!
焦げたのに、水分もたさず、へこたれずに加熱し続けた結果がこれです。
ちょっと茶色いのは置いておいて、くたくたに柔らかくなって青菜の旨味が引き出されている感じがします。
ベストな仕上がりは、指でつまんで軸もつぶれるくらいでしょうか。イタリア料理でクロスティーニというのがありますが(ブルスケッタともいうのでしょうか)ここからさらにペースト状になるくらいまで加熱したものをパンに塗って食べるという、日本人には考えられないものですが、これが意外とおいしいんですよね。またいつかこれも紹介します。
まずは好みの加熱具合で止めてください。これで完成です。
大根や蕪の葉が手に入ったらやってみてくださいね。
醤油などうま味調味料は使いませんがシンプルで奥深い野菜の味わいが楽しめます。